Blog
【Day2】「プーケットで“1位になります”と宣言した私」 〜でもその前に、私は企画書すら書き上げられずにいました〜

2024年12月、クリスマス前。
全国出版オーディションの説明会に参加して、エントリーを決めてからの2ヶ月間
―― 私は、想像以上に足踏みしていました。
オーディションでは、「企画書」の提出が必須です。
そのため、企画書作りセミナーに参加して、何度もパソコンに向かいました。
けれど……なかなか言葉が出てこない。
「私は何を伝えたいんだろう?」
「誰の役に立つの?」
「それを“本”という形にする意味って……?」
考えれば考えるほど、自分の中の迷いやブレが浮かび上がってきて、
手が止まってしまう日が続きました。
そんなとき、森澤先生の朝活での皆さんの日々の取組に励まされ、
岡崎かつひろさんがセミナーで言われていたことに心が救われました。
「予選では、まずは、“出すこと”がゴールなんですよ」そう背中を押され、
私は提出期限ギリギリの2月21日に、ようやく企画書を提出できたのです。
そこからやっと、SNSにもオーディションにエントリーしたことを投稿し始めるようになりました。
2月の新月の夜に、松本志摩さんの舞と共に、いつもお世話になっている伊勢のクロフネファームさんで予祝LIVEを開催させていただき、大豐和紙工業の中北喜亮社長が、願いを込めて印刷してくださった伊勢和紙のフライヤーを一人一人に配りながら、「明日から予選の投票が始まります。よろしくお願いします。」とはじめて投票のお願いをしました。
3月にはいると5日間に渡り、広島・鞆の浦の沼名前神社で行われた、大倉正之助さん主宰「飛天双○能」に奉納のスタッフとして参加しました。 鳥居前での誘導や受付、舞台の清掃などを通して、神聖な空間を陰から支える役割。尊い伝統芸能に触れ、さまざまな人々と心を通わせる中で、静かに自分を見つめ直す時間となりました。
その後は廿日市へ移動し、「Imagine for the Earth」というイベントでライブ演奏に出演。IKIMASU.ROCK.JAPAN主催、空手家の竹内大策さん、ミュージカル女優のさあなさん、華道家の羽鳥智裕さん、アーティストの清水綾乃さん、そしてTensight Dancerの宇佐美聖子さんとともに、地球といのちへの感謝を込めて、それぞれの表現を響かせました。ありがたいことに、ライブ中に投票してくれた人たちもいました。

そしてこの流れのまま、私は宇佐美聖子さんとMIZUNOTEのサポートのもと、タイのプーケットへと旅立ったのです。
同じ時期、私はもうひとつのチャレンジも決めていました。それは、ツインレイYouTuber・よっちゃんさっちゃんが主催するマリアンウェーブの舞台に出演する皆さんにボイストレーニングをし、自分自身も、オリジナル数曲の演奏と即興演奏をメインとする“何が起こるか分からない宇宙奉納の舞台”に出演するということ。
この舞台で出会った仲間たちとの時間は、まさに魂の再会のようでした。彼らと一緒にいると、すべてが軽やかに、自然に流れていく。流れの中で、急遽決まったのが、タイ・プーケットで行われる《Impact World Summit》への出演でした。
このイベントで出会ったのが、引き寄せの女神ミカミカちゃん。
彼女に、私が出版オーディションに挑戦していることを話すと
―― 迷っている私の声をしっかり聞いたうえで、彼女はまっすぐこう言ったのです。
「何位になるの? 自分が決めてるんだよ!」
その瞬間、胸の奥に雷が走ったようでした。
「そうか。私が、決めているんだ。」
小さな声でしたが、私は自然とこう口にしていました。
「……私、1位になります」 それは、勢いではなく
――“覚悟”の声でした。
ずっと「書けない」「自信がない」「伝えきれない」と迷っていたのに、
その瞬間だけは、不思議と自分の声がまっすぐに響いていました。
今思えば、あの瞬間に私はようやく自分に許可を出したのだと思います。
「本気で挑戦してもいい」
「私には、届けたいことがある」
「まだ形になっていなくても、きっと見つけられる」
あの日を境に、私の行動は変わりました。
どこかで遠慮していたエネルギーが、自分の中に戻ってきたような感覚。
そこから、企画書の構成もようやく輪郭を持ちはじめたのです。


次回【Day3】では、タイから帰国後――大倉正之助さんの“伊勢神宮大鼓奉納”と、仲間の応援が、予選の投票をどう後押ししてくれたのかを綴ります。どうぞお楽しみに。