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【Day4】届かなかった手、でも繋がっていた想い〜予選落ちからの敗者復活、仲間とともに灯した希望〜

3月が終わりに近づき、全国出版オーディションの予選が、いよいよ佳境を迎えていました。
私は毎日、ひとりひとりに丁寧にDMを送り、投票のお願いを重ねていました。
そんな中、同じ舞台マリアンウェーブの出演者で、プーケットで出会ったアンジェリカ宏美さんがライブ配信を一緒に行ってくれて、心から応援してくれました。あの配信を聴いてくださった方々から寄せられた温かいメッセージの数々、投稿をシェアしてくださった皆さんの言葉に、どれだけ救われたか分かりません。

4月18日、伊勢の宿「おしのびで」の代表である玉山翔偉さんのご紹介で、「みたすの湯」さんにてはじめてのミニライブを開催させていただきました。
温泉のロビーに、手作りでポスターを貼ってステージを囲んでくださったその空間は、懐かしくて、どこかあたたかい地元・福岡を思い出すような空間。
ご来場の皆様の表情もやさしく、湯上りにすっきりした皆さんの心と歌が溶け合うようにひとつになり、喜びと共に感謝が溢れました。
おかげさまで好評につき、次の週も再び「みたすの湯」で歌わせていただくことが決定!ライブ後にはありがたいことに、沢山の方に投票していただきました。

そしてこの時期、私にとって大きな出会いがありました。
「夢短冊応援家」として活動されている松本勇司さんです。きっかけは、「日本道」の朝活で出版オーディションについてお話する時間を頂いた時のこと。松本さんからFacebookでメッセージをいただき、夢短冊の活動に深く共感して私もすぐに夢短冊を書いて送りました。
その後、松本さんから直接電話までいただいて、一緒にライブ配信することにもなり、LINEオープンチャットの立ち上げ方や、応援を広げる方法について、とても丁寧に教えてくださいました。この時に立ち上げたオプチャは、まずは150名を超えるオプチャにしていきますと松本さんに宣言したことを覚えています。

なんと松本さんは、マリアンウェーブの舞台を主催している“さっちゃん”のソウルナビゲーションセッションを受けたことがある方。
点と点が、静かに、でも確かにつながり始めていました。
そして、4月27日。
AUS東京で、宇佐美聖子さん・アンジェリカ宏美さんと予祝ライブ。
この日私は、ステージで「サレンダー(ゆだねる)」という感覚を改めて体感しました。
そのライブでも私は言いました。
「1位になりました。おめでとうございます」と。
プーケットに続いて、2度目の“予祝宣言”。
でも…実は、まだ怖かったんです。
なぜなら私は、これまで毎月新月の夜に、みんなの夢を聞いて「叶いました!おめでとう!」と、祈り、歌い、祝福してきた側。
その私自身が、みんなの前で予祝して「叶わなかったら…」とよぎった瞬間がありました。
でもその時、私は自分にこう言いました。
「結果がどうであれ、1位を目指す姿を見せていこう」
涙とともに、自分の弱さを受け入れたとき、不思議なくらい心が軽くなったのを覚えています。

そして迎えた、4月30日──
予選の最終日。
私はマリアンウェーブの1DAYプログラムに朝から参加していて、夜の懇親会の時に、エントリーしている皆さんのラストスパートの追い上げがすごくて、順位が落ちていることを知った仲間たちが、すぐに動いてくれました。
小川雅子さん(オガちゃん)が懇親会の場で投票を呼びかけてくれたり、
よっちゃんがSNSで「応援お願いします!」と投稿してくれたり、
仲間たちが次々と、友人や家族にシェアしてくれたり。
そしてなんと、王子駅前での路上ライブでは、みんながフライヤーを配って最後まで投票を呼びかけてくれたのです。

前日までは3位。このまま通過できるかもしれない、そんな希望もありました。
でも、結果は…723票で8位。
予選、落選。
正直、ショックでした。
あまりに現実味がなくて、画面を見つめたまま、言葉が出ませんでした。
いつも応援してくれている藤田紀子さんと顔を見合わせて、無理矢理笑うしかありませんでした。
「届かなかった」と思ったその手は、
実は、しっかりと私と繋がっていました。
たしかに、予選は通過できませんでした。
でも──この2カ月間にいただいた応援、交わした想い、広がっていったご縁は、
確かに私の中に「希望の灯」をともしてくれていたのです。
予選落ちで落ち込んでいた私に、よっちゃんがくれたメッセージ。
「おめでとうありがとう♡ 最後の追い込み、感動したよ。復活戦も応援してるよ!」
その言葉を胸に──
「もう一度挑戦したい」
そんな気持ちが、確かに芽生えていました。
つづく。