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【Day5】想いを声にしたとき、現実が動き出した~敗者復活戦で見えた、本当に届けたい想い~

5月。私は全国出版オーディションの敗者復活戦に挑戦していました。

予選では、皆さんの応援を力に、最終日前日までは3位をキープ。

「いけるかもしれない」そう思っていた中で、最終結果は8位、予選落ち。

正直、とても悔しく、応援してくださった皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

でも、あの時私の中にあったのは、諦めよりも「もう一度挑戦したい」という静かな炎でした。

敗者復活戦に向けて、スピーチの資料をわずか2週間で練り直し、投票もゼロから再スタート。

そんな時に出会ったのが、同じ全国出版オーディション経験者で三重県在住のスーミーさんと、建築会社の社長さんである松林秀典さん(まっちゃん)。彼らは惜しみなく知恵と時間を貸してくれました。

スピーチをするのは「はじめて」という私に、スライドの見せ方、スピーチするときの話の進め方など細かくチェックして、時には夜遅い時間まで、お付き合いいただきました。自分一人では、どこに要点を絞ったらよいのか、わからなかったので、こんな短期間でパワーポイントで資料準備するなんで、できなかったと思います。

ファイナリストや同じ敗者復活戦に挑戦している皆さんとも、ZOOMでのスピーチ練習会が始まりました。もし私がこの出版オーディションに挑戦していなければ、きっと出会えなかったご縁。

まさに“挑戦の中にこそ、新しいつながりと可能性がある”ことを実感しました。

実は、敗者復活戦の前に、私は応援してくださった方々一人ひとりに、手紙のようなメッセージを送りました。

「この2カ月間は、まるで自分の人生をぎゅっと凝縮したような濃くて深い時間でした。悔しいけれど、5月17日、Zoomでの敗者復活戦。ラストスピーカーとして悔いのないように想いを届け、このピンチをチャンスに変えていきたいと思います。」

返事がきたり来なかったり、返事が来なくて落ち込むことはもう、なくなっていた頃でしたがもちろん、連絡して返事がなくてもいつかその方のタイミングでメッセージを開いてくれたら嬉しいなと思っていました。

すると、一通の返信が届きました。

それは高校時代の恩師、松田卓也先生からのものでした。

「Facebookで状況わかってたけど、惜しかったね。でも、ただでは終わりませんね。ピンチではないよ。さらにパワーを増すチャンスでしょ。やればできるとは簡単に言わないけど、なんかやってくれそうだなって、密かに思ってます。」

──この言葉に、私は涙がこぼれました。

高校生の時から「イギリスに留学して歌手になりたい」と夢を語っていたあの頃から、

私の道を静かに、そしてずっと見守り、イギリス留学をサポートしてくださった塾の先生の存在。

「この人に見られている」ということが、どれほどの勇気になったか分かりません。

そして、この時、私は気づきました。

思いを胸に抱いているだけでは、現実は動かない。

「声にすること」こそが、夢を現実に変えていく第一歩なのだと。

私はみんなの前で、何度も何度も「みんなの夢が叶いました」「私も1位になりました。おめでとうございます!」と予祝してその波動を声にのせて歌っていました。

最初は怖かったけれど、声にしたからこそ、誰かの心に火が灯り、行動が生まれ、応援が届いてくる。

共同創造の磁場がそこに生まれる。

それが、今回の敗者復活戦でいちばん強く感じたことです。

実際、敗者復活戦の後半の投票では、事前投票459票+会場票が54票=513票で1位をいただきました。

最終結果は会場票が36票で、2位での通過でしたが、たった2週間でこの結果にたどり着けたのは、

想いを言葉にして、声にして、伝え続けたから──

そして、それを信じてくれた人たちが、力を貸してくれたからです。

あの時、声にしていなければ、今の私はいない。

敗者復活戦のスピーチで私は、今までのトレーニングの積み重ねで

出せるようになった本当の自分の声で、届けました。

「あなたも心に響く声を届けませんか?そして一緒に夢を叶えませんか?

この本が声の翼となって羽ばたきますように。」

“声にした瞬間から、現実は動き出す”

その確信が、私を本選へと導いてくれました。

【Day6】
「再び走り出す勇気」──本当に伝えたいことが、富田編集長のコンサルを受けて「本当に伝えたいこと」見え始めた瞬間について綴ります。

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